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建設経済新聞社
2021/02/05

【京都】西京区の新総合庁舎整備 令和3年度は予定地の既存解体

 京都市は、西京区の新総合庁舎の整備に向け、令和3年度は実施設計を進める一方、1期工事の建設地に立つ旧上下水道局西京営業所の解体工事に着手する。
 西京区総合庁舎整備事業は、西京区上桂の現西京区役所庁舎の有効活用を図りつつ、東隣の上下水道局西京営業所跡とその南側の西京区役所立体駐車場敷地を活用し、西京区役所と保健福祉センター別館を一体化した西京区の新総合庁舎を1期と2期に分けて整備する計画。
 新庁舎は、1期目のRC造地下1階地上5階建、延約3700u(建築面積約1000u)と、2期目のRC造5階建、延約4000u(建築面積約1000u)をあわせて、合計延約7700u(建築面積約2000u)を想定する。建物高さは約20m。
 東畑建築事務所がまとめた基本計画によると、1期目の庁舎整備に必要な事業費は31億4000万円を見込む。内訳は、工事関連費26億4000万円(設計費、工事費、旧上下水道局西京営業所の撤去費の合計額)、用地費3億4000万円(旧上下水道局西京営業所跡の用地費)、その他1億6000万円(基本計画、地質調査等の各種調査費用、移転費用等の合計額)。
 新総合庁舎の基本設計・実施設計は、公募型プロポーザル方式で業者選定し、令和2年8月に東畑建築事務所を受託候補者に決めた。
 市は令和3年度当初予算案に事業費2億5600万円を計上。令和3年度は、東畑建築事務所で実施設計を進める一方、旧上下水道局西京営業所の解体工事に着手する。解体工事の実施設計も東畑建築事務所が担当。
 旧上下水道局西京営業所の解体対象は、事務所(倉庫含む)がRC造2階建、延約875u、駐輪場がS造平屋建、延約40u、車庫がS造平屋建、延約185u。
 なお1期工事の建設地の旧上下水道局西京営業所跡については、上下水道局がアスベスト調査を実施済み。
 第1期庁舎建設工事は令和3年度〜5年度を予定。