日本工業経済新聞社(群馬)
2021/02/05
【群馬】太田市は第5次実施計画をまとめた
太田市は第2次総合計画の実施計画をまとめた。計画期間は2021〜24年度の4カ年で、毎年度見直しを図る。単体では期間中最大となる14億円の事業費とする(仮称)太田西複合拠点公共施設建設事業のほか、小中学校施設に30億円を投入し、長寿命化を図る。大島団地大規模改修などを行う市営公営住宅集約促進事業は22年度着手予定で、24年度までに12億5000万円を位置付けている。投資的経費の4カ年合計は382億1566万円と算出した。
実施計画で示す主な事業は次のとおり。
【(仮称)太田西複合拠点公共施設建設事業】
老朽化が著しい新田図書館の建て替えに伴って、他の公共施設との複合化を図る。21年度の設計、22年度8億5000万円、23年度5億円で、用地買戻しおよび建設工事を進める。供用開始は24年度を目指す。
【小中学校長寿命化改良・大規模改造事業】
新規事業として計画。小中学校の老朽化した校舎、屋内運動場等について、長寿命化および大規模改造を実施する。22年度から設計業務に着手、23、24年度にそれぞれ15億円の事業費を設定している。
【市立太田高校施設整備事業】
既存施設の老朽化対策を行う。21年度に既存武道館を解体し、22年度は空調設備改修、23年度に文化棟屋根外壁改修、24年度は文化棟照明器具更新を主に予定。事業費の内訳は◇21年度=1億2000万円◇22年度=1億4000万円◇23年度=3億円◇24年度=7000万円−。
【西部消防署(分署)庁舎等建設事業】
新規事業として位置付け、庁舎の建て替えを行う。21年度に設計業務、22年度から2カ年で計2億5000万円盛り込み、建設工事および設備工事を進める。
【太田西部幹線道路整備事業】
4カ年で総事業費7億2000万円を設定している。21年度は測量、22年度に測量調査、設計業務とし、23年度に測量、補償算定を行い、24年度の用地買収、整備工事と進める。事業費の内訳は◇21年度=2000万円◇22年度=1億円◇23年度=1億円◇24年度=5億円−。
【ため池緊急防災減災事業】
防災重点ため池の耐震性点検調査結果をもとに、21年度から設計着手、順次、改修に着手する。4カ年で事業費8875万円。
【市営公営住宅集約促進事業】
4カ年で12億5000万円を投入し、大島団地の大規模改修工事に22年度から着手予定。団地の解体も積極的に進める。22年度に改修工事費などを含む事業費6億円、23、24年度に3億円ずつを位置付けている。同団地はRC造5階建ての6棟構成。