新潟県土木部監理課は4日、津南町大字上郷大井平地内「一般国道117号灰雨改良(仮称)灰雨トンネル(その1)工事」を、総合評価落札方式(技術評価型)の制限付き一般競争入札で公告した。
JV申請書は19日と22日の両日、参加資格確認申請書を3月2日から4日まで受付。対象は3社による特定JVとし、主な資格は代表構成員が県内に営業所を有する土木一式工事A級で総合評点1100点以上であり、NATM工法の道路トンネル工事(補助工法を併用し、内空断面積45平方メートル以上)の元請完成実績など。それ以外の構成員は土木一式工事A級で県内に主たる営業所を有し、1社以上が県十日町・魚沼・南魚沼地域振興局管内のいずれかに主たる営業所を有するほか、1社以上がNATM工法の道路トンネル工事の元請完成実績など。
技術提案書の施工上の課題は、「トンネル掘削に伴う地上部への影響に配慮した変位測定や施工方法」、「現場周辺環境(騒音・振動・水質汚濁・交通安全)に配慮した施工方法」の2項目を求めている。
全体計画L=1180メートルのうち、トンネル部L=818メートル、その1工事ではL=410・0メートル、W=7・0(10・0)メートル、トンネル工L=410・0メートル、坑門工一式、仮設備工一式を施工する。開札は4月5日に行い、6月県議会で請負承認を諮り、工期は24年3月15日まで。
9月補正予算に25年度までの継続費45億円を設定。継続費の年割額は21年度は5億円、22年度は20億円、23年度が14億円、24年度が5億円、25年度は1億円。道路およびトンネルの詳細設計は、エヌシーイー(新潟市中央区美咲町)が担当。