玉野市は、新病院建設予定地にある旧文化センターとサンライフ玉野の解体を2021年度5月ごろ発注する。両施設の場所が近いこともあり、コストを下げるため一体での発注を検討している。新年度当初予算に解体工事費を計上する。
旧文化センターの規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ4107平方b、サンライフ玉野は同造2階建て延べ1126平方b。また、用地交渉中の旧検察庁(建屋は414平方b)については、3月末までに取得できれば新年度早々に解体設計を外注し、速やかに撤去したい意向。
新病院建設自体は4月1日から事業主体が地方独立行政法人(事務局は現在の市民病院内)に移行し、市と協力しながら事業を進める。事業はECI方式で進めるため、7〜9月にはプロポーザルもしくは一般競争入札で施工予定者を選考し、施工予定者の提案や建築ノウハウを交えながら21年度末までに実施設計をまとめる。本体工の発注は22年度。実施設計は久米・宮ア・山陽設計共同体(大阪市西区)が担当しており、5〜6月には完了させる方針。
新病院の規模は鉄筋コンクリート造または鉄骨造の1万5200平方b。造成、外構、駐車場工事を除く概算工事費は約57億円(税込)。建設地は宇野2。
「提供:建通新聞社」