県高島土木事務所は、高島市安曇川町南船木に位置する安曇川左岸の堤防強化を計画しており、年度内をメドに設計業務を取りまとめる。
工事着手時期については、21年度以降に取り掛かる予定で、工事期間は約2〜3ヵ年での完了を目指している。
設計においては、安曇川の堤防強化としてL700b、照査4断面の堤防強化に着手。堤防構造の仮設定として、測量平面図・縦・横断面図や土質調査結果等に基づき、断面形状や土質構成、既設浸透対策工のモデル化を行い、浸透流計算及び安定計算に必要な土質定数を設定。堤防強化対策の選定については、堤内地状況を把握し、過去の被災履歴及び原因や河相等を勘案し、各堤防強化対策を適用した場合の安全性を照査。維持管理、経済性、施工性、周辺環境、環境面等の観点から適用性を比較・検討し、優先度の高い工法を選定する。
なお、堤防補強の詳細設計は、中央コンサルタンツ滋賀事務所(大津市)が担当している。
また同事務所は、同地で並行して安曇川河川改良調査業務も進めている。内容は機械ボーリング8本×124b、標準貫入試験124回、現場透水試験8回、土質試験、解析等調査を行う。同調査業務は、環境設計(大津市)が担当。
そのほかに、同市安曇川町北船木に位置する安曇川左岸の堤防強化も計画しており、21年度以降の工事着手を予定。工事期間は約2〜3ヵ年での完了を予定している。
提供:滋賀産業新聞