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鹿児島建設新聞
2021/02/03

【鹿児島】最新の積算基準適用・対応率/本県 九州最低の34%

 県内自治体(県・43市町村)の発注工事に関する最新の積算基準適用・対応率が34%と九州7県で最低となっていることが分かった。2019年度の実績値で「最新の積算基準を適用し、かつ基準範囲外の要領を整備・活用」しているのは15自治体にとどまっている状況。九州ブロック全体の平均値(64%)にも程遠く、早期の均一的な対応が求められる。 
 品確法改正を踏まえ、九州ブロック発注者協議会が独自集計(データ抽出時点=20年3月末)したもの。適用・対応率は3段階に区分し、aは「最新の積算基準を適用し、かつ基準範囲外の場合の要領を整備して活用している」、bは「最新の積算基準を適用しているが、基準範囲外の場合の要領は整備していない」、cを「その他」とした。 
 県内44自治体のうち、適用・対応率の対象となるa区分に位置付けられたのは、県のほか、鹿児島市、阿久根市、出水市、西之表市、垂水市、薩摩川内市、南さつま市、姶良市、湧水町、南種子町、屋久島町、宇検村、瀬戸内町、喜界町−の15自治体。残る29自治体は全てb区分だった。 
 九州各県の状況をみると、最も高かったのは宮崎の100%で27自治体全てが対応済み。ほか、長崎95%(21/22自治体)、熊本76%(35/46自治体)、佐賀67%(14/21自治体)も高い割合にあり、本県(34%)は全7県でワーストとなった。 
 九州ブロック全体の平均値は64%。同協議会では、目標値として「24年度までに100%を目指す」としており、自治体の規模を問わず均一的な対応が迫られる。  

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