浦安市は、9日開会の2021年度第1回定例議会に、21年度当初予算案を上程する。市長選挙を控えていることから骨格予算での編成となっており、一般会計の規模は前年度比8・1%減の684億円。普通建設事業費は前年度比59・3%減の38億755万5000円。斎場拡張整備事業に総額4億3896万4000円の2か年継続費を設定したほか、日の出・明海地区前面海岸護岸開放エリア拡大に向けた転落防止柵・スロープ設置実施設計・整備工事1億2320万円、しおかぜ緑道改修事業2億9443万1000円を計上している。
斎場拡張整備事業は、葬儀の多様化や将来的な需要の増加に対応するため、式場などの増設を行うもの。22年度の供用開始を目指し、着工する。実施設計業務は梓設計が担当している。継続費の年割額は、21年度1億2620万7000円、22年度3億1275万7000円。
日の出・明海地区前面海岸護岸においては、転落防止柵とスロープの設置により、開放エリアの拡大を図る。
しおかぜ緑道については、最終区間にあたる堀江1丁目〜6丁目の延長約1・8kmを対象として、改修工事を実施する。
また、道路関係は、幹線道路液状化対策事業として1億5774万円を投じ、市道幹線7号および千鳥地区の規制困難交差点部の減災対策工事を推進。さらに、市道幹線4号の市役所前周辺区間における無電柱化推進工事などに6519万5000円を措置。
橋梁関係では、塩美橋の補修および耐震補強のための実施設計、舞浜駅前歩道橋天井板改修実施設計・改修工事、記念橋架け替え基本計画に8857万円を投入する。
猫実A地区土地区画整理事業に関しては道路整備、宅地造成、移転補償業務、家屋調査、実施設計などを行うため、12億4447万9000円を確保。
そのほか、特別支援学級等整備104万8000円、高洲北小学校特別支援学級整備2244万円、美浜南認定こども園改修実施設計845万9000円、堀江ドック再整備基礎調査457万8000円、地籍調査経費3億6656万6000円、今川記念公園再整備8925万4000円、新橋周辺整備基本計画・基本設計・用地取得6454万9000円、総合地震対策管渠・マンホール耐震診断・実施設計2600万3000円、新浦安駅北口バスベイ整備に向けた混雑状況実態調査193万6000円、特別養護老人ホーム自動火災報知設備更新およびボイラー・地下駐車場配管改修工事9677万4000円などを盛り込んでいる。
一般会計の債務負担行為は▽国際センター指定管理料(21〜25年度)=9360万円▽廃棄物処理施設長期包括責任委託事業(21〜34年度)=201億6300万円▽ごみ処理施設延命化整備事業(21〜25年度)=127億1254万6000円▽ごみ処理施設延命化整備事業関連経費(21〜25年度)=7469万円▽地籍予備調査経費(測量業務経費21年度開始地区)(21〜23年度)=5365万8000円――など。