高知市は、文化プラザ「かるぽーと」の長寿命化整備に伴う設計施工一括発注の候補者として大成・荒川電工・エイアンドティ特定事業共同企業体(JV)を選定した。今後、契約締結に向けた協議を進める。2022年12月31日までの期間で事業を進める予定。事業者選定の公募型プロポーザルへの参加者は2者だった。
高知大学の鈴木啓之教授を委員長とする計7人の委員により審査を実施。大成JVの提案に対し、「長期にわたり安全かつ機能的に活用していくための効率的・効果的な施設整備の実施や、市の財政負担の軽減や工期短縮の期待に対し、基本的な考え方を明確にした改修工事の提案とともに、事業費の抑制や工期の大幅な短縮、市内企業への発注予定額の明示など手厚い地域経済への配慮がなされた」と評価した。
かるぽーとは、01年の完成から20年近くが経過し、電気・空調・給排水衛生設備や各ホールに設置された舞台機構・照明・音響設備などの経年劣化が見られることから、大規模な設備更新を進める。改修箇所は、文化プラザの大ホール、小ホール、市民ギャラリー、スタジオなどと中央公民館の各諸室、横山隆一記念まんが館、カフェ、レストラン、駐車場。市は21〜23年度の継続費として事業費40億円を設定している。
規模は鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造、鉄筋コンクリート造(低層部分に一部コンクリート充填鋼管柱)地下3階地上11階建て(塔屋1階)延べ3万5889平方b。場所は九反田2ノ1。
提供:建通新聞社