北海道建設新聞社
2021/02/02
【北海道】北広島のBPアクセス道路 整備費に71億円
北広島市は、北海道ボールパークFビレッジ(BP)のアクセス道路整備費を71億700万円と試算している。国道274号とBPを結ぶ西裏線新設に60億8000万円を配分。道道札幌恵庭自転車道線とBPを結ぶ歩行者専用道のボールパーク1号緑道新設には8億1000万円、共栄南1号道路改良には2億1700万円を充てる。2021年度は緑道に着工するほか、西裏線、共栄南1号線の工事も継続。早ければ4月に一般競争公告する。
274号からJR千歳線、札幌恵庭自転車道線を越えてBPにつながる西裏線の延長は1700m。JR線路を超える手前からBP付近までは上下線が分離する橋梁とする。予備設計段階の延長は、国道からBP方面の上り線が370m(2号橋)、BPから国道方面の下り線が450m(3号橋)。それぞれ2車線で車道幅員は8・25m。
これに加え、西裏線から国道に接続する道路を、上り線、下り線各1車線で新設。また、BPへ向かう際に国道をまたぐ必要があるため橋梁(1号橋)も設置する。
20年度は約2億9000万円を投じ、道路や2、3号橋の実施設計、準備工を実施。21年度は1号橋の実施設計や河川側の擁壁などを計画している。実施設計と工事は4月の一般競争公告を見込む。22年度以降、盛り土や橋梁下部、上部と進め、29年度の完了を目指す。
ボールパーク緑道1号は、札幌恵庭自転車道とBPを結ぶ歩行者用道路。延長310m、幅員4mで、西裏通を超える部分のみ橋梁とする。20年度は実施設計や測量、物件調査に約7500万円を措置。21年度は橋梁の下部や擁壁などを4月に一般競争公告し、22年度に上部や舗装などに取り組み完了となる。
北進通とつながる共栄南1号線は延長590m。現在の車道幅員5mを5・5mに拡幅するほか、片側歩道2・5mを新設。路肩なども合わせて全幅10・5mとする。20年度は約2500万円を充て、50mを施工中。21年度は240mを予定し、早ければ4月に一般競争公告する。22年度の完了を見込んでいる。