伊仙町が計画している新庁舎建設事業は、2月末をめどに基本設計を終え、随意契約で実施設計に移行する見通しだ。工事の入札は9〜10月ごろ、設備分離での発注を視野に準備を進めていく方針。初年度の工事請負費は2021年度当初予算で計上し、2カ年での整備を目指す。建物規模はRC造2〜4階建約3200u。工事費は約16億5000万円を見込む。
築57年(1963年建設)が経過した現庁舎の老朽化等に伴う建て替え事業。新庁舎は現庁舎の隣接地に建設する。
基本設計は、県内6者(うちJV1者)が参加した公募型プロポーザルでみのだ設計と契約し、2月末までに業務を終える見通し。以後、随意契約(予定)で実施設計に入り、7〜8月をめどに詳細をまとめる。
工事発注は、設備分離による指名競争入札を視野に準備を進めていく方針。所管する総務課では「工区分けなどの詳細は実施設計の内容を見ながら検討し、9〜10月ごろの入札を目指したい」としている。
外構まで含めた完成予定時期は23年4〜5月ごろ。初年度の工事請負費は21年度当初予算で計上し、22年度までの債務負担行為を設定して整備を行う考えだ。
現庁舎の解体は、新庁舎への業務移転後に着手する計画。将来的には、敷地内の公民館も解体し(非現地建て替え)、跡地に消防棟を移転新築する構想もある。