立山町はこのほど、まちづくりの指針となる「第10次総合計画」(案)を公表した。基本構想(21−30年度)および前期基本計画・第2次総合戦略(21−25年度)で構成している。
基本構想では、将来像に「資源を磨き 明日を拓く 美しい町 立山」に設定。将来像の実現に向け「災害に強いまちづくり」「次代を担う人材の育成」「安心して出産・子育てができる環境整備」などの取り組みを重視するとした。
基本計画に盛り込まれた主な取り組みは次の通り。
▽防災危機管理体制の充実
▽災害予防対策
▽幹線道路の整備促進
▽道路の効率的な維持管理
▽計画的な橋梁補修の実施
▽地鉄立山線の駅周辺環境整備の推進
▽都市計画道路の整備
▽用途地域(住宅地域および商業、工業地域)の拡大
▽老朽化した水道管の緊更新工事
▽学校施設の適切な修繕・改修の推進
▽優れた立地環境を活かした企業誘致
▽庁舎などの再編化
このうち「防災危機管理体制の充実」では、「(仮称)町防災センター」を役場庁舎に隣接して整備するとしている。
総合戦略では、町が今後5年間で力を入れて取り組むべき重点テーマとして「町の魅力発掘・発信」など5項目を設定。優先的に事業を推進していく。
町では同案のパブリックコメントを実施する。必要事項を記入し、9日までに企画政策課へ持参か郵送、ファクス、メールで提出すること。