市川市は、東国分中学校ブロックにおける小中一貫型小学校・中学校の設置に向け、基本方針案を取りまとめた。一貫校の対象は東国分中学校、曽谷小学校、稲越小学校。2021〜23年度を研究期間として、各校の名称・場所・校舎は現状のままで義務教育学校に準じた教育課程を導入。24年度に成果と課題を整理し、校舎一体型の義務教育学校を設置することになれば、25〜29年度には一体校舎の整備や条例規則の制定などを行い、30年度に運営を開始する。
案については今後、保護者などへの説明を経て、2月下旬にもパブリックコメントを開始。年度内の方針策定を目指す。
対象校の規模などは▽東国分中学校(東国分3―5―1)=RC造、延べ床面積7784・95u、生徒数328人、学級数13学級、1980年開校▽曽谷小学校(曽谷7―18―1)=RC造、延べ床面積8742・43u、児童数399人、学級数12学級、72年開校▽稲越小学校(稲越町518―2)=RC造、延べ床面積6394・09u、児童数211人、学級数7学級、81年開校――となっている(2020年5月1日現在)。
一貫校の通称については、20年10月19〜23日に実施した児童・生徒による投票および、20年11月4日に東国分中学校技術室で開催した第6回東国分中学校ブロック義務教育学校の設置に関する検討委員会を経て、「東国分爽風学園」を第1候補として選定。
校舎一体型義務教育学校の建設場所、新設や既存校舎の改修などの整備手法に関してはこれからの検討となる。
なお、第7回検討委員会は9日午後5時から、東国分中学校で開かれる。