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滋賀産業新聞
2021/02/02

【滋賀】県道路整備課 名神名阪連絡道路の概略設計

 県土木交通部道路整備課は、地域高規格道路「名神名阪連絡道路」の概略検討業務に取り掛かっており、8月末をメドに内容を取りまとめる。現在、21年度当初予算に概略設計費を要求しており、承認されれば21年度内に概略設計に着手し、そのなかで道路構造のルート案を絞っていく考え。
 同検討業務を進めている名神名阪連絡道路は、名神高速道路および新名神高速道路、名阪国道といった高規格幹線道路を南北に連絡し、東西方向の高速道路ネットワークとの連携による道路網の機能強化を図る上で、重要な役割を担う地域高規格道路。この道路整備により、地域の経済活動の活性化や広域的な交流の促進、有事の際の代替機能の確保など、多大な効果をもたらすものと期待されている。今回の検討業務では、名神名阪連絡道路に関する既往成果をもとに、名神高速道路(東近江市)から名阪国道(伊賀市)を結ぶルート案に対してその道路構造を複数案検討し、各々の概算事業費を算出するとともに、併せて交通量推計を実施することで、今後の効率的な事業推進へと運んでいく。
 優先整備区間の設定手法については、名神名阪連絡道路の滋賀県東近江市(名神高速道路)から三重県伊賀市(名阪国道)に至る全長約30の地域高規格道路で、延長の長い本道路においては、財政的制約や施工体制の面から、一度に整備することが困難であるため、道路の課題や周辺の土地利用等を把握した上で、優先的に整備すべき区間として設定していく必要がある。
 道路構造概略検討は、各種構造での線形・構造検討として、既往検討結果を踏まえ、監督職員から指示するルート案(3案)について、主要な交差道路を境に工区(7区間を想定)を設定。最適路線(3案)の選定にあたっては、比較27案(9ケース×3案)の路線を選定していく。
 なお、同概略検討業務は、八千代エンジニヤリング(東京都台東区)が担当している。

提供:滋賀産業新聞