国土交通省は2020年度第3次補正予算に基づいて、神奈川県内関連の直轄事業におよそ170億円(ゼロ国債、一部隣接都県分を含む)を配分する。分野別の配分額は▽河川=72億円▽道路=22億円▽港湾=75億円▽国営公園=2・6億円―の内訳。関東地方整備局が多摩川の洗堀対策や東京湾岸道路の改良、明治記念大磯邸園の旧滄浪閣エリア整備、横浜港の国際海上コンテナターミナル再編整備などを実施していく。
概要は次の通り。
◎河川
【一般河川改修】多摩川(東京都、川崎市)=30億9400万円▽相模川(平塚市)=8700万円
【流域治水整備】鶴見川(横浜市)=9億4000万円、ゼロ国債2億円
【河川都市基盤整備】多摩川(川崎市)=13億円
【河川維持修繕】多摩川(青梅市〜河口)=8億7200万円▽鶴見川(横浜市〜河口)=9100万円▽相模川(寒川町、平塚市〜河口)=1億6500万円
【海岸保全施設整備】西湘海岸(大磯町、二宮町)=4億6000万円
◎道路
【改築】厚木秦野道路(厚木市、伊勢原市)=2億円▽東京湾岸道路神奈川県区間(川崎市〜横須賀市)=2億円▽都築青葉地区環境整備(横浜市)=ゼロ国債1億5000万円
【交通安全】1号交通安全対策(川崎市、横浜市、藤沢市、茅ケ崎市、平塚市)=1億2000万円▽15号交通安全対策(横浜市)=1500万円▽15号交通安全対策・幸ケ谷横断歩道橋整備(横浜市)=ゼロ国債2億1300万円▽246号交通安全対策(横浜市、海老名市、厚木市、伊勢原市)=6500万円
【電線共同溝】磯子2(横浜市)=3000万円▽溝の口2(川崎市)=7000万円▽梶が谷(川崎市)=5000万円▽目黒(横浜市)=2億円▽ひばりが丘2(座間市)=1900万円
【維持管理】1号維持管理(川崎市〜箱根町)=4300万円、ゼロ国債1億2000万円▽15号維持管理(川崎市〜横浜市)=1200万円▽16号維持管理(横須賀市〜相模原市)=800万円、ゼロ国債6500万円
▽20号維持管理(相模原市)=2億1200万円、ゼロ国債4500万円▽246号維持管理(川崎市〜山北町)=2億9200万円▽409号維持管理(川崎市)=ゼロ国債8000万円
◎港湾
【国際戦略港湾】横浜港(横浜市)=64億円、ゼロ国債7億円
【航路】東京湾中央(千葉県、神奈川県)=4億2000万円
◎国営公園
【整備】明治記念大磯邸園(大磯町)=2億円、ゼロ国債6000万円
提供:建通新聞社