富山市は28日、米田地内「富山市つばき園施設整備に係る発注支援および生活環境影響調査業務委託」を開札し、1580万円で中部設計に落札した。
同業務は、設計業者選定に関する一連の事務について、専門的知見からの技術的なアドバイスなどを行う発注支援、および生活環境影響調査を行うもの。発注支援については、設計業者選定に係る提案仕様書の作成支援や質問への回答支援、提案図書の審査支援、選考委員会における評価項目などの検討支援。生活環境影響調査では調査項目の設定や地域概況・環境法令・現況把握調査、予測・影響の分析を行う。予定価格は1681万8000円。履行期間は11月30日まで。
1990年に竣工した浄化槽汚泥専用処理施設「つばき園」(米田地内、延床面積2049平方メートル)は、公共下水道が入っていない農業集落汚水処理場などの浄化槽汚泥を処理している。処理能力は90キロリットル/日で、処理方式が固液分離方式。経年劣化による突発的な故障・不具合による施設の稼働停止が懸念され、施設規模や処理方式を見直した上で建て替える。24年度中の早期供用開始を目指す。
基本設計は中部設計が担当。