日本工業経済新聞社(群馬)
2021/01/29
【群馬】高崎工業団地造成組合の21年度当初予算案
高崎工業団地造成組合(管理者=富岡賢治高崎市長)は28日、2021年度当初予算案を公表した。21年度に工事着手する高崎複合産業団地西地区へ整備工事費1億5640万円、22年度までを期間とする債務負担行為に1億8660万円を設定、総額3億4300万円で工事を進める。高崎354複合産業団地整備工事には6億円を計上。このほか、事業計画書等作成や環境影響評価、遺跡発掘調査委託料に総額5億円余を盛り込んだ。
一般会計の総額は、前年度比11・2%減の37億7697万4000円。工事請負費総額は12億1440万円で、前年度比16・5%減となった。
高崎複合産業団地西地区は群栄化学工業、都市計画道路3・4・22南八幡京ヶ島線、一貫堀放水路、高崎複合産業団地に囲まれた宿大類町地内の約6・5ha区域。21年度に工事着手、22年度の完了を目指す。
約5000uの調整池築造や放流管整備、水路改修、宅盤整地工事などをメインに行う。放流管は市道江木元島名線の下に新設、井野川へ放流する。
このほかの主要事業は次のとおり。
【高崎354複合産業団地整備】
柴崎町、下大類町、栗崎町地内で進めている。道路や水路工事を継続して行う。21年度は区画道路1号の築造工事をメインに実施する。
【高崎354複合産業団地造成工事】
道路や水路の整備が完了した箇所から宅盤整地工事に着手する。21年度は約7・4haのA−3地区などを対象に行う。工事費1億5600万円を計上した。
【事業計画書等作成業務委託】
高崎スマートIC産業団地や高崎354複合産業団地、高崎複合産業団地西地区を対象に作成した事業計画書の修正を行う。委託料1900万円を盛り込んだ。
【環境影響評価委託】
高崎スマートIC産業団地と高崎354複合産業団地の2団地合わせ、委託料2510万円を計上した。
【遺跡発掘調査委託】
高崎スマートIC産業団地や高崎354複合産業団地、高崎複合産業団地西地区で行う。総額4億7371万9000円を盛り込んだ。内訳は◇高崎スマートIC=2億2410万円◇高崎354=2億39万5000円◇高崎複合産業団地=4922万4000円−。