我孫子市は2021年度当初予算で、湖北台保育園再整備工事費4億円程度および同工事監理委託料500万円程度に、2か年継続費を設定する方針としている。順調に推移すれば、工事に関しては4月ごろに総合評価落札方式の一般競争入札を公告し、5月中旬にも仮契約を結ぶ。6月議会で工事契約について承認を受け、本契約を締結。22年6月までに完成させ、引っ越しを経て同年7月の供用開始を目指す。
湖北台保育園は、湖北台3―1―16の都市再生機構所有地2100・68uに所在。園舎はRC造平屋、床面積529・98u。定員は110人。1971年の建設から約50年が経過し、老朽化していることから、建て替えにより安全・安心な保育環境を確保する必要がある。
そこで、湖北台保育園隣接地の湖北台3―1―15にある子育て支援センター「わくわく広場」の建物を取り壊し、跡地に保育園とわくわく広場の機能を有するS造2階建て、延べ床面積612uの複合施設を建設する。わくわく広場の敷地は市有地で、面積806・15u。建物は軽量S造平屋、76・31u。77年の建築で、老朽化が進んでいる。
再整備の設計業務は、相和技術研究所が担当している。
既存園舎は新施設の完成後に解体する。跡地については、園庭や駐車場として利用する方向。園舎解体および跡地整備工事は2022年度に別途、発注することになる。
なお、再整備に関する21年度分の予算額は2億3635万4000円。内容は、園舎等建て替え工事費(継続費1年目)、同工事監理委託料、厨房備品購入費。