新潟市は21年度、「新潟中央環状道路整備事業」に継続して取り組むため、所管の土木部が市当局に当初予算で事業費25億円を要求している。
新潟中央環状道路は市の多核連携型の都市構造において、市域に放射状に広がる都心アクセス軸を環状に結び、交流連携を強化する道路(地域拠点連携軸)。都心部へ流入する通過交通の削減と、災害に強い道路網の形成、アクセス性の向上による新たな企業立地の支援、地域の活性化等を目的としている。
21年度は▽起点(北区島見町)〜国道49号=浦木工区〜横越バイパス工区L=1・3キロで道路改良、防雪柵▽国道49号〜国道8号=城所工区〜根岸・大通工区L=9・2キロで用地買収、道路改良、橋梁下部▽国道8号〜国道116号=黒埼工区〜明田工区L=3・4キロで道路改良、橋梁上部―を想定している。
国際拠点港湾新潟港(東港区)から北区、江南区、南区、西区を経由し、西蒲区へ至る延長約45キロの幹線道路。これまで、合併建設計画区間である一般国道8号から116号間の工区を中心に事業を進めてきたなか、14年度より、一般国道49号から8号間の事業に着手し、早期に整備効果を発現させるべく、全線で事業を推進。特に、一般国道8号から116号間については、22年度末までの供用開始を目指して、優先的に整備が進められている。