東京都港湾局は、東京ゲートブリッジの健全度調査を実施する。橋梁の保全を目的に、橋梁構造物と付属施設などを点検し、予防保全や補修工事などを実施する際の基礎資料とする。
東京ゲートブリッジは、東京港臨海道路U期事業の一部として2012年に開通した。東京港の第三航路をまたぎ、中央防波堤外側埋め立て地と江東区若洲を結ぶ。
橋長は2618b、幅員は21・1b。往復4車線。都心側には歩道を設けており、若洲側の昇降施設を使って橋の上に昇ることができる。
構造は、主橋梁部(延長約760b)が鋼3径間連続トラス・ボックス複合構造で、アプローチ橋梁が鋼3〜8径間連続鋼床版箱桁。
健全度調査の業務委託先は希望制指名競争入札で決める。開札は2月18日。履行期間は22年4月末まで。
通常行っている車道の巡回点検に加え、巡回点検で確認できない部分を定期点検診断として地上・海上から目視で点検し、構造物の健全度と損傷度を把握する。中央防波堤外側埋め立て地の橋脚付近の地盤沈下量についても測定。維持管理の基礎資料として結果をまとめる。
提供:建通新聞社