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滋賀産業新聞
2021/01/28

【滋賀】滋賀医大 医病機能強化棟の新営・改修など

 国立大学法人・滋賀医科大学(大津市瀬田月輪町)は「滋賀医科大学(医病)機能強化棟の新営及びそれに伴う改修工事」と「滋賀医科大学(瀬田月輪)総合研究棟改修工事」を計画しており、それぞれ担当設計業者の選定に入った。選定方法はいずれもプロポーザル方式で公示済み(本紙27日付2面掲載)で、業者の特定は早ければ今年度内。その後、「総合研究棟改修工事」は8月末までに設計業務を終え、9月に工事発注、10月からの着工を、また「機能強化棟の新営及びそれに伴う改修工事」は、本体工事となる新営を2工区に分け、1工区を22年5月に、新営2工区を24年7月に着工する考えだ。
 滋賀医科大学は、1974年に守山市において仮校舎で開学。1976年には本校舎が竣工して大津市瀬田月輪町に移転。その後、附属病院、大学院医学研究科、医学部看護学科などが設置され、2004年の国立大学法人法により国立大学法人・滋賀医科大学が設立され、同法人の設置する国立大学となった。
 設計業務に入る「(医病)機能強化棟の新営及びそれに伴う改修工事」は、滋賀医科大学構内(敷地23万3018平方b)の東側部分にRC造5階建、延1万0223平方b規模の機能強化棟を2工区に分けて建設。1工区の工期は22年5月から23年12月、2工区の工期は24年7月から26年1月まで。改修は附属病院本院RC造6階建、延5万9087平方bのうち、延3983平方b。この工期は24年1月〜25年6月まで。また改修に当たっては本院の一部268平方bを解体する。さらに本院に隣接する高エネルギー治療施設RC造平屋建、422平方bも24年1月から同6月までの工期で解体撤去する。
 工事に当たっては、病院運営下でのものとなることから、患者や病院職員への負担を最小限に抑えた工事計画と仮設計画が検討されることとなる。
 一方「総合研究棟改修工事」は、構内敷地ほぼ中央部分の既存の基礎研究棟RC造6階建、延6650平方b全体の改修。施工にあたっては、建物が基礎研究棟と一般教養棟(RC造4階建、延2474平方b)が構造上、一体となっており建物全体の耐震診断を行ったうえでの耐震補強工事が必要となる。

提供:滋賀産業新聞