JR東日本エネルギー開発(東京都港区新橋3丁目3番14号 田村町ビル9階 中島等代表取締役社長)は26日、越前市および南越前町で計画する「(仮称)福井藤倉山風力発電事業」で、環境影響評価方法書の縦覧を開始した。
計画段階環境配慮書の段階では運転開始時期は未定としていたが、今回は24年に着工し、27年に運転を開始する計画と盛り込んだ。
方法書によると出力は変更なく、最大5万7600kW(定格出力3600〜4300kW風力発電機を最大16基設置)。一方、事業実施想定区域に関しては一部見直しを行い、面積を約1002ヘクタールとした。
発電機の概要はブレード枚数3枚、ローター直径最大136メートル、ハブ高さ最大112メートル、全高最大180メートル。設置予定区域の面積は約143ヘクタール。変電施設の位置などのほか、送電線の連系地点やルート、敷設方法(架空、埋設など)などの詳細は検討中。
主な工事内容は▽土木工事=造成・基礎工事▽電気工事=変電設備・配電線工事等、試験調整▽風力発電機建設=風車輸送・組立―。冬季や日曜、祝日は工事を行わない計画としている。
環境影響評価の委託事業者は、日本工営(東京都千代田区)。