日本工業経済新聞社(群馬)
2021/01/26
【群馬】嬬恋村の嬬恋会館の建て替えについて
嬬恋村が公共施設の総合管理計画に位置付けている嬬恋会館の建て替えについて、早ければ2021年度から動きが出てきそうだ。具体的な整備内容などは今後の検討となるが、プロポーザル方式で業者選定などを行い、具体化を図るもよう。一つの方向性として商工会も同じ建物に入ることを想定している 。
総合管理計画における嬬恋会館の位置付けは、より利便性の高い施設を目指し、図書館機能などを備えた複合文化施設への建て替えを検討するというもの。また村商工会事務所として貸し付けている旧教育庁舎についても、嬬恋会館の複合文化施設化と併せて検討すると示していた。
熊川栄村長は嬬恋会館の建て替えに向けて、施設の内容や規模、予算など含めてプロポーザル方式で検討を始めたいとの見解を示している。
なお、村におけるプロポーザル実施状況は、学校施設の建設設計のほか、データ利活用型スマートシティ推進や嬬恋村キャベツーリズム研究会運営でも採用。
嬬恋会館はRC造3階建て、延べ床面積1345uで1975年度の建築。内部にはロビー、会議室、老人娯楽室(和室)、調理室、婦人教養室(和室)、図書閲覧室、図書学習室、ホールなどがある。隣接している旧教育庁舎は、S造2階建て、延べ床面積919・12u。建築は1990年度。
道路、水道、下水道などのほか113ある建物も老朽化していることから2016年度末に公共施設総合管理計画をまとめた。さらに一歩進め、施設ごとに中長期の管理計画策定に取り組んでおり、同計画に基づいて、公共施設再編などに取り組むことになる。