宝達志水町は、来年度の着工を目指す中央保育所(子浦)の一部建て替えを含めた大規模改修について、3月中に実施設計を取りまとめる方針だ。順調に行けば、6月の町議会定例会での工事請負契約承認の議決を視野に発注手続きが進められる見通しだ。
同保育所は1976(昭和51)年の開園後、一部増築が行われ、施設規模はRC造平屋建て約1250平方メートル。これまでに設備機器を含めた老朽化が進み、耐震基準に適合していない状況を踏まえ、安全・安心な保育環境を確保するため、大規模改修に着手する。昨年度、整備に向けた基本構想を取りまとめた。
計画では、エントランスや給食室などが入る部分(735・85平方メートル)を解体し、平屋建て620平方メートル規模で建て替える。遊戯室などが配置されている増築部分については、耐震化を含めた大規模改修で対応する。22年3月の完成を予定している。概算工事費は3億7300万円程度を見込む。
基本構想策定、実施設計は大屋設計(金沢市)が担当。