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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/01/26

【群馬】前橋市が21年度にも江田天線で橋梁架設

前橋市は朝倉町の都市計画道路江田天川大島線で、2021年度にも3期工区の橋梁架設工事に着手する。端気川を渡るもので、複合門型ラーメン橋とする構想。工事費として22年度を期間とする債務負担行為を設定する方針で、2カ年で施工する。上半期中に一般競争入札を公告し、契約は議会案件となる。設計は開発技術(前橋市)が担当。同事業は2期および3期工区が進行中、24年度の開通を目指している。
江田天川大島線はわかば小学校(朝倉町165−1)周辺から永福寺(朝倉町46−1)の北を経て、六供町の主要地方道前橋玉村線バイパスへ接続する路線。全体延長1095m、全幅27mの4車線道路で両側4・5mの歩道を設置する。
3工区に分けて事業を進捗しており、朝倉小から都市計画道路朝倉玉村線および都市計画道路城東朝倉線との交差点までの1期工区250mは整備が完了している。六供町土地区画整理事業の区域から東側の2期工区355mは暫定2車線での供用が始まっている。両工区の間に当たる3期工区490mは19年度に着手した。
21年度の着工を目指している新橋は、3期工区の永福寺周辺で端気川を渡るもの。橋長12・3m、幅員27・8mの複合門型ラーメン橋。工事発注は上下部工を一括で、市内に本店を有することを条件とする一般競争入札となりそう。2カ年での工事で、1・5億円超の予定価格が見込まれており、契約は議会案件となる。21年度当初予算で工事費が確保できれば、上半期中に工事発注を行い、9月議会で契約案件を上程する見通しとなっている。
十分な工事費が確保できなかった場合は、3期工区で用地買収が完了した区間の道路築造に取り組む。箇所や施工延長など詳細は、計上された工事費を考慮して固める。
暫定2車線で供用を開始した2期工区は基層から中間層までの舗装が完了している。表層工および4車線化は3期工区の開通時期に合わせて実施する考え。24年度の全線開通を目標に事業進捗を図る。