県土整備部は25日、政府20年度第3次補正と連動して編成する土木公共事業の「1月臨時補正」案160億5000万円をまとめた。29日招集予定の1月臨時県議会に提案する。
一般公共事業は157億円で、内訳は▽道路橋りょう91億2900万円▽街路8億7100万円▽河川・海岸・ダム38億円▽砂防10億6000万円▽治山5億1700万円▽港湾・漁港3億3000万円。
道路は岩美道路に20億円、倉吉関金道路に5億1000万円、北条JCTに1億6300万円を補正。街路事業では両三柳中央線に7億2000万円を追加する。
河川関係は樹木伐採・河道掘削に河内川、八東川など54カ所に6億9800万円を充て、河川改修は八東川に1億5800万円、由良川に3億4000万円、蒲生川に2億円など15カ所に14億4000万円を投入する。海岸事業は浦富海岸人工リーフに7400万円、名和海岸に1億円。
砂防は加勢蛇川に7100万円や長寿命化計画に2億円を計上。治山は大谷地区に1億3000万円、藤津地区に1億4000万円など。港湾関係は鳥取港の第2防波堤かさ上げなどに1億円超を予算化する。
また、直轄事業負担金は5億1200万円。北条道路や千代川改修、皆生海岸、天神川水系砂防など事業費28億円規模を見込んだ。
ゼロ国債14・5億円
県土整備部は1月臨時補正案のうち一部補助事業にゼロ国債14億5400万円を充てる。翌年度予算を前倒しするゼロ国は、道路メンテナンス事業で橋りょう補修の調査設計が中心。工事は淀江琴浦線・小竹橋などで実施する。このほか岩美道路に7億円、倉吉関金道路に3億円、三谷地区治山(日野町)に1億円を盛り込んだ。
日刊建設工業新聞