高松市は、老朽化した施設の統合などを位置付けた「高松市学校給食調理場整備計画(案)」を策定した。2021年度から27年度までの7年間を整備期間として、牟礼と庵治の学校給食共同調理場の統合や、香南と香川の学校給食共同調理場の統合、山田学校給食共同調理場の増改築などを盛り込んだ。
同市では、公共施設やインフラの整備について基本的方針となる「高松市公共施設等総合管理計画」を策定しており、今回の「高松市学校給食調理場整備計画」は、その個別施設計画となる。保有する学校給食調理場は34施設でセンター方式、単独方式、親子方式の3種類で運営している。内訳は学校に併設されていないセンター方式の調理場が7施設、学校に併設する単独方式の調理場が16施設、調理場を持つ学校が調理場を持たない学校の給食調理も行う親子方式の調理場が11施設となっている。
18年度に実施した老朽化の状況調査を基に、施設の老朽度や緊急性、今後の生徒数の推移などを踏まえて具体的な整備内容を示している。21年度から7年間で取り組む内容は次の通り。
【改築事業(統合含む)】
▽牟礼学校給食共同調理場―牟礼、庵治共同調理場の統合に向けた用地確保や基本設計、実施設計▽香南学校給食共同調理場―香南、香川共同調理場の統合に向けた用地確保
【長寿命化改修】
▽朝日新町学校給食センター(朝日新町26ノ25)―外壁改修▽山田学校給食共同調理場(川島東町1254)―実施設計、増改築(ドライ化、トイレ改修)、外壁、防水改修▽下笠居学校給食共同調理場(生島町345)―外壁、防水改修▽太田学校給食共同調理場(伏石町845ノ1)―校舎改築の基本設計(調理場も同時に改修)
【その他設備】
▽朝日新町学校給食センター(朝日新町26ノ25)―ボイラー4基更新など▽山田学校給食共同調理場(川島東町1254)―実施設計、空調機器設置▽太田南学校給食共同調理場(太田下町1823ノ1)―真空冷却器更新▽木太北部学校給食共同調理場(木太町2613)―真空冷却器更新、空調機器設置▽中央学校給食調理場(松縄町807ノ1)―真空冷却器更新▽古高松学校給食共同調理場(高松町398)―真空冷却器更新▽屋島学校給食共同調理場(屋島西町1205ノ1)―真空冷却器更新▽一宮学校給食共同調理場(一宮町672ノ1)―真空冷却器更新、空調機器設置▽円座学校給食共同調理場(円座町1630)―空調機器設置
提供:建通新聞社