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北陸工業新聞社
2021/01/25

【富山】働き方改革など議論/北陸整備局と県建設業協会/意見交換会開く

 北陸地方整備局と富山県建設業協会との意見交換会が22日、富山県民会館で開かれ、働き方改革や生産性向上などで議論した。
 冒頭、あいさつに立った岡村次郎北陸地方整備局長は、県内で今月7日から11日まで降り続いた大雪に触れ「まずは除雪に携わった協会のみなさまに感謝を申し上げたい。この5日間、ほぼ24時間体制での除雪だったと推察する。あの大雪の中、もっとも尊い仕事をしていただいた」と、除雪従事者への感謝の言葉を口にした。週休2日の推進や施工時期の平準化などに取り組むとした上で「建設業が魅力ある産業だと認知していただき、担い手の確保につなげていきたい」と述べた。竹内茂県建設業協会長は「国土強靭化のための5カ年加速化対策の閣議決定をうれしく思う」とする一方、「コロナ下で工事を進めていくことは大変」と現状を憂慮した。
 この日は▽公共事業予算の安定的・持続的な確保と防災・減災、国土強靭化対策の取り組みの推進▽低入札価格調査基準の見直し▽担い手の確保・育成対策、働き方改革の推進▽発注関係事務の運用に関する指針の徹底・指導−を議題に意見を交わした。局側からは、週休2日の推進における「交替制モデル工事」の試行や、1億円未満の工事を対象とする書類の簡素化の拡大など、今後の方針などを説明した。

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