金沢南部地区の自由民主党議員らで構成する同地区活性化協議会会長の紐野義昭県議らは22日、金沢市役所に山野之義市長を訪れ、新年度市予算に関する要望書を提出した。南部コミュニティの拠点用地として、有松2丁目の郵政官舎跡を取得し、活用することなどを盛り込んだ。
要望書には金沢南総合運動公園の一体的整備(武道館建設など)、市立病院の機能充実と建て替え検討の着手、保育所などの通学路における除雪対策の充実、人間国宝・松田権六氏の生誕地(大桑町)に顕彰碑の建設、林業専用道神山線と林道額線の早期整備の促進なども明記した。
各地域からの個別要望事項として、老朽化が著しい平和町児童館の早期建て替え、消雪・融雪装置の設置および除雪対応、円光寺・山科振興会アーケードの老朽化対策、街路灯のLED化の支援、城南大通り泉野歩道橋の撤去なども求めた。
要望活動には紐野会長をはじめ、田中敬人県議、市議の野本正人(議長)、黒沢和規、喜多浩一、坂本泰広、上田雅大の5氏が出席。山野市長は「現在、副市長が予算査定を進めているところ。一つずつ進めていければ」と話した。