三重県警察本部は、大台警察署建て替え整備計画について、候補地として想定する敷地の地質調査に着手した。対象地区は、大台町上三瀬字油谷のJA三重厚生連大台厚生病院の西側敷地の県有地。対象地が施設建設に当たって妥当性を検証するために基礎的な地質調査を行う。担当は東建ジオテック三重事務所(津市)。履行期間は3月26日まで。
警察本部では、同事業に当たって、基本構想の策定業務を1月25日の履行期間で進めており、2021年度当初予算に向けて、基本設計などの委託業務予算を要望している。予算化されれば、建設に向けての基本的な案を詰めることになる。
構想段階の施設条件は、構造・規模が鉄筋コンクリート造3階建て。警察庁舎が約1900平方b、職員住宅が約800平方bで計約2700平方b。付属棟(複数)は鉄骨造平屋約800平方b。職員数約35人、車両台数約15台、一般駐車場約80台を想定している。候補地の敷地条件は、敷地面積が7910平方b。用途地域・地区は都市計画区域外。既設の警察署からは800b程度東側に位置する。現在はさら地。
今回の地質調査では、4カ所で機械ボーリング(延長40b)、標準貫入試験などを実施する。
基本構想は安井建築設計事務所名古屋事務所(名古屋市東区)が担当。
現在の大台警察署は、1965年建設で約55年が経過し、老朽化などに対応して建て替えを前提とした整備が計画されていた。既設規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ約609平方b。所在地は大台町佐原848。敷地面積は約1900平方b。
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建通新聞社