トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2021/01/21

【富山】創業・UIJターン拠点に/旧職員住宅をリノベーション/県経営支援課

 富山県商工労働部経営支援課は、富山市蓮町の旧県職員住宅3棟を「創業支援施設・UIJターン者等向け住居」にリノベーションする施設概要を発表した。
 2017建築甲子園で優勝した富山工業高校生のプランをもとに、全国でも例のない職住一体のコミュニティ創出、活性化の拠点として再整備するもの。11月末までに工事を終え、入居募集を経て、22年春のオープンを予定している。
 北3号棟(RC造4階建て延べ1353平方メートル)を創業支援施設とし、S造4階建て延べ165平方メートルのアーケードを新築する。内部にはコワーキングスペース(14名)、セミオープンオフィス等(17名)、シェアオフィス9室、プレゼンルーム、創業支援室をはじめ、アトリエやラボを配置。1階には独立間もない人が出店する短期契約のチャレンジショップ(飲食等5店舗)も設ける。
 UIJターン者等住居は、北2号棟(RC造4階建て延べ1510平方メートル)、北4号棟(同1355平方メートル)を全面改修。ファミリータイプ28戸、シェアハウス(個室)32戸の計60戸を用意し、多様なニーズに応じた居住環境を整える。
 このほど建築工事を条件付き一般競争入札で公告した。28日まで申請書を受け付け、2月26日に開札する。予定価格は、創業施設が2億4440万円、UIJ住居が3億1680万円。
 設計は、仲建築設計スタジオ(東京都目黒区五本木)が担当。
 旧職員住宅のうち、北1、5、6号棟は解体して駐車場に活用。南1〜5号棟も解体し、跡地の用途を検討していく。

hokuriku