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　津幡町議会全員協議会は２０日開かれ、町側は旧河合谷小跡地で今夏のオープンを予定している「河合谷宿泊体験交流施設（仮称）」の整備概要を報告した。内外装に地元のスギ材を使用するなど、木材をふんだんに用いて、木のぬくもりを身近に感じられる空間を創出する。
　施設はＷ造の宿泊棟（２階建て延べ８５９・１２平方メートル）とプレイルーム棟（平屋建て同４８２・６１平方メートル）の２棟構成で、昨年８月に着工した。外観には大正時代に禁酒で節約したお金を使って建てられたかつての校舎のイメージを取り入れる。周辺景観との調和を図るため、屋根に黒瓦、内装や外壁の仕上げ材に地元スギ材を使用する。
　１階に和室、２階に２段ベッドを備えた洋室などの客室を配置し、最大８２人の宿泊に対応する。囲炉裏のある１８畳の広間には古民家から移築した梁などを使う。
　施工業者は豊蔵・表特定建設工事共同企業体（建築）、東田電機工業（電気）、津幡工業（機械）。設計・監理は中島建築事務所（金沢市）が担当。