長谷工グループの総合地所(東京都港区芝2ノ31ノ19)ら3社は、豊橋市にあった老舗百貨店「ほの国百貨店」の解体に1月15日から着手した。解体の施工は奥村組名古屋支店(名古屋市中村区)が担当し、2022年9月下旬の完了を目指す。跡地には分譲マンションの建設を検討している。
同店舗の規模は鉄筋コンクリート造地下3階地上10階建て延べ2万7084平方b。1974年に開業した。販売不振による売り上げの低迷に加え、建物の耐震不足による改修費用調達の課題などにより、20年3月に閉店した。
工事場所は豊橋市駅前大通2ノ9他17筆。跡地の敷地面積は約2300平方b。同地はJR豊橋駅から徒歩圏内の好立地。同百貨店の向かい側では、24階建ての再開発ビル整備事業が進んでおり、7月には東棟が完成するなど、市街地の再開発が加速しそうだ。
総合地所以外の事業者は、大和ハウス工業と阪急阪神不動産(ともに大阪市北区)。
提供:建通新聞社