庁舎の建て替えを計画する富田林市は、新庁舎建設設計業務(基本・実施設計)の公募型プロポーザルを公示した。参加申込書を2月9日まで受け付ける。履行期間は2022年11月30日まで。委託金額の上限は3億4500万4000円(税込み)。
新庁舎の想定規模は、延べ1万5500平方b。構造体は免震構造を基本とし、基本設計内で決める。
23年度の着工、28年度の供用を目指す。概算事業費は、93億9000万円(新庁舎建設工事費76億9000万円、その他工事費17億円)と試算する。
1次審査書類を2月24日まで受け付け、通過者には3月8日に通知。3月20日のプレゼンテーションとヒアリングを経て、同月22日に通知・公表、同月29日の契約を予定する。
参加資格は、市の測量・建設コンサルタントに登録のある単体またはJVで、JVの場合は3社以内とする。10年以降に国交省告示案件で延べ5000平方b以上の新築、改築、増築の履行実績を求める。
建て替える庁舎の規模は、北館が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ6804平方b。1970年の完成。
南館が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ6533平方b。84年完成。別館が鉄筋コンクリート造2階建て延べ294平方b。70年完成。
所在地は常盤町1ノ1。敷地面積は1万0143平方b。
2006年に実施した耐震診断では基準を下回る結果だったが、小中学校などの耐震改修を先行した。16年の熊本地震による公共施設の被災状況を踏まえ、庁舎整備基本計画を策定し、新庁舎建設にかじを切った。
総務部総務課で提出書類を受け付ける。
提供:建通新聞社