県土整備部が昨年12月末までに発注した工事、業務の執行率は84・6%に達した。前年度同期に比べて8・8ポイント上回った。今後、残事業の大半は繰り越し工事として年度末にかけて執行する。
国認証を踏まえた「4月補正」後の実質予算ベースで集計。工事費295億0800万円に対し、561件で250億3200万円(84・83%)を発注した。一方、測量設計費は、53億5500万円のうち478件で44億5300万円(83・15%)の執行を終えた。
前年度同期の執行率は「平成30年災」の後始末や入札不調に見舞われ、75・8%にとどまったが、今年度は2年前の18年度(85・0%)並みのペースに戻った。
契約金額ベースでみると、残事業は工事費60億円、測量設計費が12億円程度となっており、引き続き2月県議会で繰り越し承認を得た上での発注や増工などで対応する。
さらに国3次補正の追加執行を控えており、今後2月から年度末にかけては比較的豊富な事業量が確保される見通し。
各県土の12月末現在の執行率は次の通り。
▼鳥取県土=90・5%▼八頭県土=80・1%▼中部県土=87・5%▼米子県土=76・9%▼日野県土=82・2%
日刊建設工業新聞