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建通新聞社
2021/01/18

【大阪】和泉市 槇尾学園の施設配置検討案を提示

 小中一貫の施設一体型義務教育学校「(仮称)槇尾学園」の整備を進めている和泉市は、2月の基本計画策定に向けて開校準備委員会を開き、学校プールの在り方と新校舎の施設配置について検討した。
 施設配置について、「幅広い年齢の子どもたちが一つの学び舎で自然と交流し成長」できる施設一体型義務教育学校の特長を生かす配置を基本的な方針とし、プールを設置する場合としない場合を提示。
 整備に当たって槇尾中学校の隣地を追加取得し、プールを設置する場合は追加用地にプールと体育館を設け校舎を4階建てとする。
 一方、設置しない場合にはそのスペースを活用して校舎を2階建てと低層化し、低学年が遊べるテラスやプレイコートを設けるとしている。
 校舎と接続するテラスを設置すれば、上履きのまま外遊びができることや、理科の実験など学習活動に活用できる点、プレイコートにテニスコートや農作物を育てる教育田(畑)を整備し、集団活動や地域交流活動など多様な使い方ができる点を示している。
 市は子どもたちに望ましい新学校の形を、これまでの提案や意見を生かして検討するとしている。
 建設地は槇尾中学校の敷地1万7000平方bとその隣地。2025年4月の開校を予定している。設計・監修は石本建築事務所大阪オフィス(大阪市中央区)が担当。

提供:建通新聞社