岡山県は15日、2021年度当初予算要求額を公表した。一般会計が20年度当初比1・8%増の7597億0700万円。うち、投資的経費は841億2000万円で同10・5%減となっている。特別会計は7・4%減の4201億1600万円、企業会計は同5・3%減の200億6200万円。平成30年7月豪雨災害関係では、公共施設などの復旧費に82億3500万円。
土木部は新規に水害軽減対策加速事業として中小河川の氾濫推定図の作成と避難路に位置付けられている県管理道路の整備などに6084万円、道路防災DX事業として既存測量データを活用した微地形強調図整備に1668万円。継続事業では岡山後楽園の魅力づくりに1億6095万円、水島港機能強化事業に3365万円、水島港内航行環境整備事業に4106万円、緊急輸送道路沿道建築物等耐震化支援事業に3350万円などを要求している。
要求額は知事査定などを経て、2月中旬に当初予算案として取りまとめる。
「提供:建通新聞社」