平井伸治知事は14日、新年初頭の会見で「経済社会の混乱を乗り越えていく『克服の元年』としたい」と決意を述べ、あらためて新型コロナウイルスの災禍と戦う姿勢を強調した。併せて「暮らしや生業(なりわい)への影響が出ている」とし、国3次補正に絡んだ県補正は2月定例会を待つことなく、臨時県議会で対応する考えを示した。
政府の第3次補正予算案は18日召集の通常国会に提出され、早ければ月末までに成立する見通し。平井知事は「国会成立のめどを見ながら、臨時(県)会の招集を視野に考えていく必要がある」と語り、月末から2月初めにかけて臨時県会を招集する意向を示した。
県土整備部によると、今のところ同部関係の臨時補正は岩美道路20億円など道路関係100億円をはじめ、河川、砂防、港湾など総額160億円あまりを要求する。すでに各事務所では配分を見越した発注準備に入っている。
日刊建設工業新聞