徳之島町は、当初予定から先送りしていた新庁舎の建設工事をいよいよ発注する。地元業者に配慮し、建築本体3工区のほか、電気7工区、機械設備9工区に分割した計19件の指名競争入札を予定。きょう15日にも指名通知を発送し、入札は25日午前中に行う見通しだ。建物の計画規模はRC造6階建て3583u。工事費は外構(別途発注)を含めて約18億円を見込む。
建設場所は亀津7203。現庁舎南側の駐車場を活用し、約8400uの敷地に整備する。基本・実施設計は、武田建築事務所・作山建築設計事務所JVが担当した。
施工に当たっては、建築本体のほか、電気、機械設備も工区分けして発注し、計19件の入札を25日に全て行う予定。外構は2021年度に設計を進め、まとまり次第発注する。
整備は1年余りかけて進める方針。所管する建設課では「工事は来年(22年)3月ごろまでに終え、供用を目指したい」としている。既存の建物は、新庁舎に業務機能を移したあと解体する。
今回の入札に関して、町では2020年12月中の執行を見込んでいたが、建築確認等に一定の時間が必要となったため、1月に先送りする方針を示していた。