北陸地方整備局飯豊山系砂防事務所は13日、新発田市横山地先「(仮称)横山沢上流砂防堰堤工事」について、管内の砂防工事で初となる設計段階から施工者が関与する方式(ECI方式)での発注を予定している、と発表した。1月にも技術提案・交渉方式(技術協力・施工タイプ)で公告される見通しだ。
現場が狭隘なため、土砂搬出・地盤補強工の施工時の作業ヤード確保や水替等の仮設計画に制限があることから、通常の設計業務では最適な仕様を確定することが困難であり、工事着手後に大幅な設計変更等が生じることが懸念される。そこで技術協力・施工タイプを適用し、設計段階から施工者独自のノウハウや工法等の技術協力を得ながら設計を行い、工事着手後の円滑な施工を図る。概要は工事用道路、地盤補強工、砂防堰堤工。
期間は、技術協力業務が6月下旬ごろまで、横山沢上流砂防堰堤工事が7月ごろから22年12月ごろ、同その2工事が23年5月ごろから24年12月ごろまで。