石川県宅地建物取引業協会はこのほど、「石川県不動産会館建替え事業」にかかる設計プロポーザルで、提案書の受付を締め切った。6者が提出したという。今後は、21日に第1次審査として書類審査、来月5日に第2次審査のプレゼンテーション審査を行い、同月8日に設計事業者を選定する予定である。
老朽化した現会館(金沢市大豆田本町)の建て替えに伴う基本・実施設計を委託する。新たな施設の規模は延べ床面積800平方メートル程度(階数指定なし)を想定。建設場所は現会館裏手の駐車場用地で、面積は960・98平方メートル。
建て替えにかかるコンセプトは、宅地建物取引業の適正運営などを目的とした同協会の拠点、シンボル性を備えた会員が誇れる会館などとし、ハトマークブランドのイメージ向上も目指す。
機能面ではバリアフリーに配慮し、エレベーターや多目的トイレを新設。IT化や新型コロナウイルス対策にも対応したオフィス環境を整備する。
プロポの主な参加資格は、県内に本店のある1級建築士事務所、延床面積800平方メートル・3階建て以上のオフィスビルや集会施設の設計実績などとしていた。
22年4月の着工、同年10月ごろの完成を目指している。