日本下水道事業団は、越知町女川地内の浄化センター改修に向けた現施設の耐震補強設計などを日本水工設計大阪支社(大阪市中央区)で進めている。2021年度までの2カ年で補強設計などを進めて工事内訳を固め、工事を22年度以降に発注する。
20年度は管理棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ376平方b)と汚泥ポンプ室(同平屋11平方b)、汚泥処理棟(同2階建て延べ324平方b)の耐震補強設計の他、最終沈殿池の主に機械設備などの改修設計、部分的な地質調査を実施する。21年度は機械棟(同2階建て延べ167平方b)と処理棟(同平屋24平方b)の耐震補強設計、管理棟の空調設備改修に伴う設計、汚泥濃縮設備・汚泥脱水設備改修に伴う設計を行う計画。
現処理場は最大処理能力が1日最大1630立方bで、処理方式はOD法。1994年に供用を開始している。
同町は18年度に浄化センターのストックマネジメント計画を策定し、19年度に建物などの耐震診断を済ませている。
提供:建通新聞社