倉敷市は、公共施設個別計画の策定に向け、今後の各施設の方向性をまとめた。2021年度に素案を作成し、計画(22年度から10年間)を公表する。
対象となる施設は市全体で171施設。このうち継続使用132(現状維持103、長寿命化29)施設、建て替えなど31(単独建て替え9、集約化3、複合化19)施設、その他4(ソフト事業化1、転用1、廃止2)施設、方向性未定4施設。
建て替えなどの方向性が示された施設は次の通り。
【単独建て替え9施設・計画期間内に法定耐用年数を超える施設で、老朽化の状況や、中長期の維持管理コストを考慮し、単独で建て替えるもの。集約化、複合化に適さない施設】
▽倉敷地区―倉敷北児童センター(21〜22年度建設予定)、鶴心寮、自然史博物館▽水島地区―中央斎場、水島消防署、連島公民館▽庄地区―庄支所、倉敷消防署庄出張所▽茶屋町地区―茶屋町支所
【集約化3施設・同じ種類の他の施設と統合し、これまでの機能を維持しながら延べ床面積の縮減が可能なもの】
▽斎場(児島斎場、玉島斎場、真備斎場)。市内4斎場は中央斎場と玉島斎場を整備し2斎場へ集約化で検討
【複合化19施設・異なる種類の他の施設と統合し、これまでの機能を維持しながら延べ床面積の縮減が可能なもの】
▽倉敷地区―中央図書館+倉敷労働会館+中央憩の家▽児島地区―下津井公民館+下津井市民サービスコーナー、児島憩の家+児島児童館▽水島地区―水島公民館+水島児童館、福田南公民館、福田歴史民俗資料館、茶屋町地区―茶屋町公民館+茶屋町憩の家、真備地区―真備公民館+まきび荘、真備図書館+真備歴史民俗資料館▽船穂地区―船穂公民館+船穂憩の家
「提供:建通新聞社」