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建通新聞社四国
2021/01/12

【高知】県と佐川町 新産廃処分場建設で関連協定締結 

 高知県と佐川町は、加茂地区に建設する新たな管理型産業廃棄物最終処分場に伴い、周辺安全対策と地域振興策に関する協定書を締結した。周辺安全対策17事業、県実施分の地域振興策8事業、町実施分の地域振興策55事業の計80事業を進める。
 周辺安全対策では、主に長竹川の増水対策として県管理区間の河川改修、横山川、竹ノ倉川を含む町管理区間の護岸整備などを実施する。国道33号の交通安全対策としては、岩目地交差点の改良・歩道整備などを国に対して要望する。建設地周辺の上水道整備も進める。
 県実施分の地域振興策では、県道岩目地西佐川停車場線の整備促進、3地区での急傾斜地崩壊対策、2カ所での治山事業などが盛り込まれており、すでに着手済みの事業もあるが、2021年度以降早期の着手を目指す。
 町実施分の地域振興策では、拡幅や舗装などの町道整備、住み家裏への斜面対策、交通危険箇所の解消、消火栓や防火水槽の設置、長竹公民館の建て替えと既設公民館5施設の整備、公営住宅、海津見公園、道の駅、図書館の整備などが盛り込まれた。新処分場の建設工事に着手する年度からおおむね10年間(一部は20年度からおおむね10年間)で実施する。
 地域振興策の実施に必要な町の財源として、県は15億円を限度に交付することを協定書に盛り込んだ。
提供:建通新聞社