旧公舎など6棟は改築か廃止の検討を継続
上水内郡小川村は、公共施設個別施設計画の策定に伴い、「公共施設毎の今後の方向性計画案」をまとめた。今後は同計画案に沿って、郷土歴史館の旧長野県知事公舎や旧上水電気発電所資料館、マレットゴルフ場管理棟、建設鶴牧田詰所など6棟は、継続的な維持管理を進めながら、将来的には改築や廃止などを検討する。
同計画案によると、村が管理している公共建築施設は2019年に建設した道の駅おがわを含め、役場や教育施設、福祉施設など163棟。このうち、経年劣化が進み使用できなくなった時点で廃止・取り壊す予定の施設は、村屋内ゲートボール場や星と緑のロマントピア内にある展望台やきのこ園など39棟。地元地域などに譲渡を検討している施設は旧夏和保育所や旧小根山保育所など16棟。また、改築や廃止など検討を継続する施設は、郷土歴史館の旧長野県知事公舎と旧上水電気発電所資料館、マレットゴルフ場管理棟、小川小学校自動車車庫とマイクロ用物置、鶴牧田建設詰所の6棟。このほか、102棟は経年劣化は進むものの、計画的な維持管理を行い、利用していく予定だ。
公共施設個別施設計画は、個別施設ごとに中・長期計画を定め、維持管理経費等の縮減および財政負担の軽減・平準化を図ることが目的。村は年度内の策定を目指して1月28日まで意見などを募集している。
意見などの提出先は、村役場総務課(〒381−3302 小川村大字高府8800−8)。提出方法は所定の用紙で持参、郵送、Eメール(info@vill.ogawa.nagano.jp)、FAX(026−269−3578)。
提供:新建新聞社