建設新聞社
2021/01/07
【東北・青森】合人社計画研究所Gが優先交渉権者/むつ市PFI田名部まちなか団地の整備事業
青森県むつ市は、PFI事業のBTO方式による市営住宅の集約建て替えを行う「田名部まちなか団地(仮称)整備事業」を計画し、公募型プロポーザルによる事業者の選定を進めた結果、合人社計画研究所グループを優先交渉権者に決定した。
代表企業は合人社計画研究所(広島市)、構成企業は積水ハウス東北シャーメゾン支店、浜中土木、協力企業は東洋建物管理、トップ、システム平野、東北水道設備工業。提案価格は22億1797万7006円(税込み)、次点交渉権者は大和リースを代表とするグループだった。
この事業は市内に分散して配置され、老朽化が進んでいる既存市営住宅に代わる良質な市営住宅を田名部駅の跡地である事業用地へ集約建替することにより、 良好な居住環境の創出とまちなか居住を推進することを目的に立案。
民間事業者の資金、経営能力および技術的能力等のノウハウを導入し、より効果的かつ効率的なサービスの提供が可能となるPFI事業として実施することで、公共サービスの質の向上や財政支出の削減および平準化を図る。
事業内容は、同市田名部町115の21ほか地内の敷地6784平方bに、4階建て以下で60戸の市営住宅を建設する。住戸タイプは1DK(35平方b程度)が30戸、2DKまたは1LDK(45平方b程度)が20戸、3DKまたは2LDK(60平方b程度)が10戸となっており、附帯施設として多世代交流施設(集会所)や駐車場、駐輪場・自動二輪車用駐車場、物置、倉庫、ゴミ集積所、LPガス庫、公園・緑地、外構、堆雪スペースなどを設ける。
今後、2月下旬に基本協定、3月下旬に特定事業契約を締結し、2022年3月までに全体事業計画、事前調査、設計、許認可申請手続き等を完了。22年4月から24年3月末までの期間で建て替え住宅等の整備を行い、24年4月から39年3月31日までの15年間の維持管理業務を行う。
提供:建設新聞社