公益社団法人新潟県建築士会(田中隆司会長)、一般社団法人新潟県設備設計事務所協会(渋谷周策会長)、新潟県建築設計協同組合(海津正男理事長)、一般社団法人新潟県建築士事務所協会(坂本忠志会長)の建築関係4団体による新春賀詞交歓会が5日、新潟市中央区の白山会館で開かれた。
この日は会員や来賓を含め約90人が出席。冒頭、あいさつに立った坂本会長は「建築士法の試験制度改正により、合格者も前年に比べ増加し、その中でも20代の割合が多く、若い人たちが社会に貢献できる環境が徐々に整ってきている」との認識を示した。また、4月から改正される建築物省エネ法に触れ「延べ床面積300平方メートル未満の小規模な住宅・建築物では説明義務が必要となることから、新年度早々に勉強会を開催し、周知を図っていく」と述べた。
来賓からは、星野伊佐夫県議会議員が「公共事業予算を安定して確保しなければならない」と語り、岩村良一県議会議員は「コロナ対策を含め、業界が一致団結して取り組んでほしい」と呼び掛けた。新潟市の中原八一市長、県土木部の齋藤紀良都市局参事・建築住宅課長と野呂栄一営繕課長もあいさつに立ち、事業への協力を求めた。
続いて歓談の後、田中会長、海津理事長、新潟県設備設計事務所協会の馬場兼一副会長の3人が演壇に立ち、田中会長の発声により出席者は三本締めで、さらなる業界発展に向け結束を誓った。