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建通新聞社
2021/01/04

【大阪】21年着工予定の民間物件〜マンション〜

 大阪市中心部では、2021年も継続的に超高層マンションの開発計画が進みそうだ。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、郊外のファミリー物件の人気が上がっているものの、利便性に優れ、近年コンスタントに供給されている都心居住の人気も根強い。特に大阪市中心部は、ホテルとの競合が減ったり、計画が中止となったホテル用地が売りに出されたりするなど、マンション用地の仕入れが再び活性化するとの見方もあり、21年も新たなタワーマンションの開発計画が浮上する可能性は高い。大阪府内で着工予定の主なマンション計画を見た。
 大阪市内で延べ床面積が最大なのは、関電不動産開発が開発する(仮称)南堀江3丁目プロジェクト。地上46階建て高さ164bの超高層物件だ。施工者は未定だが、設計は大林組と都市建一級建築士事務所。5月上旬に準備工事に着手し、8月上旬に本体工事に着手する予定だ。規模は鉄筋コンクリート造46階建て延べ5万3386平方b。住戸数は500戸を計画している。建設地は西区南堀江3ノ17ノ8、8ノ1(地番)。
 関電不動産開発は、福島区にも超高層分譲マンションの(仮称)大阪市福島区福島7丁目計画を新築する計画。設計は都市建一級建築士事務所。2月上旬に着工する見通しだ。規模は鉄筋コンクリート造30階建て延べ1万7106平方b。高さは98b。住戸数は157戸を予定している。建設地は大阪市福島区福島7ノ18ノ1(地番)。
 東急不動産は、都心部の中央区で2棟のタワー開発を進める。4社共同による超高層分譲マンションの(仮称)大阪市中央区南本町2丁目集合住宅新築工事を計画。竹中工務店の元請けで地中解体工事を進めている。設計はIAO竹田設計。新築するマンションの規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造43階建て延べ3万2719平方b。高さは145b。住戸数は302戸を予定している。建設地は中央区南本町2ノ2他(地番)。
 さらに、東急不動産と関電不動産開発の共同で、(仮称)中央区常盤町二丁目も計画している。6月末に着工する見通しだ。設計は日企設計。規模は鉄筋コンクリート造31階建て延べ1万7564平方b。高さは99b。住戸数は150〜200戸。建設地は中央区常盤町2ノ1ノ3他。
 この他の超高層物件では、京阪電鉄不動産が大阪市西区江戸堀に(仮称)西区江戸堀一丁目計画を新築する。設計はIAOプランニング&デザイン。規模は鉄筋コンクリート造34階建て延べ2万0518平方bで、高さは118b。住戸数は197戸を予定している。建設地は西区江戸堀1ノ31ノ2他(地番)。
 サンヨーホームズと住友不動産は、大阪市浪速区敷津東2丁目に(仮称)大国町タワープロジェクトを新築する。設計は日企設計。21年4月に着工する見通しだ。規模は鉄筋コンクリート造30階建て延べ2万0071平方b。高さは99b。建設地は浪速区敷津東2ノ4ノ8(地番)。
 20階以下の物件を見ると、大国町駅付近で信和不動産が賃貸マンションの(仮称)戎本町1丁目計画新築工事を21年3月上旬に着工する予定だ。設計はIAO竹田設計、施工は信和建設。規模は鉄筋コンクリート造15階建て延べ1万2892平方bで、住戸数は280戸。建設地は浪速区戎本町1ノ6ノ4(地番)。
 名鉄不動産は、200戸超の分譲マンション(仮称)東淀川区豊新計画を新築する。設計・施工は長谷工コーポレーション。4月末に着工する予定だ。規模は鉄筋コンクリート造15階建て延べ1万6399平方b。住戸数は208戸を計画している。建設地は東淀川区豊新2ノ16ノ1(地番)。
 大阪市以外では、大阪メトロ沿線の東大阪市高井田本通で住友不動産が、分譲マンションの(仮称)東大阪市高井田本通六丁目計画の新築を予定している。長谷工コーポレーションの設計・施工で3月下旬に着工する見通しだ。規模は鉄筋コンクリート造15階建て延べ1万5254平方b。住戸数は198戸。建設地は東大阪市高井田本通6ノ54他。
 また、野村不動産は、茨木市に142戸の分譲マンションを計画しており、7月に着工する見通しだ。

提供:建通新聞社