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建通新聞社(東京)
2021/01/04

【東京】青梅市 144億の清水建設で新病院建設へ

 
青梅市は12月23日、総合病院新病院建設工事の一般競争入札落札者を144億7754万円(税込み)で清水建設に決定した。1回目の開札で調査基準価格を下回ったため、市が低入札価格調査を進めていたが、契約内容に適合する履行が認められると判断。今年1月の最初の入札公告から再公告などを経て、約1年後の落札決定となった。予定価格は160億8619万1000円(税込み)だった。
 同計画は、病院施設の老朽化対策として西棟、東棟、南棟を新病院本館1棟に集約し、建て替えるもので、病床数501床を確保する。規模は鉄骨造(免震構造)地下1階地上8階(塔屋2階)建て延べ3万2290平方b(建築面積4936平方b)。渡り廊下棟(1期工事分)は、鉄骨造3階建て延べ1273平方b(建築面積715平方b)のうち1170平方b(建築面積612平方b)を整備し、これに伴う既存施設解体工事、インフラ盛り替え、電気設備、給排水衛生・空調設備、外構工事なども含まれる。
 今後の主な工事スケジュールは、本館工事を23年7月31日に完了した後、引っ越しを経て11月1日の開院を目指す。24年1月31日に現西棟の一部先行する解体工事を完了させた上で、7月31日に渡り廊下棟の工事を完了する見通し。
 同工事については、VE提案付き一般競争入札(技術提案型総合評価方式)が今年6月に不調になったため、内容や入札方式などを見直して9月に再公告した。メイン工事の本館や渡り廊下棟の建築工事、それに伴う既存施設解体工事、各設備工事などを前半工事として一括発注。入札には7社が参加した今回の入札だったが、このうち2社が辞退、1社が無効となった。市では全体の工事を2期に分割して進める方針で、西館改修がメインとなる後半工事は、3年後の23年をめどに発注する。
 設計は内藤建築事務所(中央区)が担当。所在地は青梅市東青梅4ノ16ノ5(敷地約2万2718平方b)。
 
提供:建通新聞社