20年度の1級建築士「設計製図」試験の合格者が25日発表された。
福井県内からは、56人が受験し、23人が合格。合格率は41・1%となった。また受験者のうち、30人が初受験し、12人がストレート合格。なお全国の合格率は34・4%。
ちなみに、19年度の県内は、49人が受験し、20人が合格(40・8%)。18年度は、22人が合格(44・8%)、17年度は12人(31・5%)、16年度は24人(57・1%)、15年度は24人(51・1%)、14年度は23人(34・3%)、13年度は20人(31・7%)=表参照。
国は、ことしから建築士制度を改正した。実務経験がなくても、建築士試験の受験を可能としている。近年の受験(合格)者数の減少傾向に、なんとしても歯止めをかけ、若手の人材確保につなげたい意向。
20年度の合格者一覧
土本 尚弘
豊島 広晃
山内 正志
川端 秀和
明石 昌剛
出蔵 香苗
山田 優輔
橋爪 杉太
中村 育美
三浦 俊哉
中前 拓人
武田 慎太郎
笠島 貴樹
西川 大介
為国 武
谷川 晃一
橋爪 優花
原 武司
佐藤 雅善
清水 栄一
増永 直也
圓道 久美子
渡邊 祥明
福井県建築士会 横山義博会長のコメント
合格した皆さん、本当におめでとうございます。建築士制度が変わった初年度で、コロナ対策にも万全の態勢で臨まれたと思います。私も、試験会場に立ち会い、皆さんの真剣な様子をうかがいました。合格は、第一歩で、責任が重くなり、ますます精進が大切です。お客様に信頼されるよう、まさに、これからが本番。士会にも、ぜひ入会いただき、会員同士交流され、情報提供に一層努めていきたいと思います。