会員制リゾートホテル事業のリゾートトラスト(名古屋市中区東桜2ノ18ノ31)は、新規ホテル開発用地として、蒲郡市のホテル「ラグーナベイコート倶楽部」の隣接地を取得した。取得先のラグーナテンボス(蒲郡市)から2021年4月21日付けで、引き渡しを受ける予定。同地には既存施設があるため、土地の引き渡し後、早期に解体工事に取り掛かる考えだ。
取得したのは蒲郡市海陽町2ノ8ノ1の敷地2万3082平方bと、建物延べ8919平方b。同地には「ラグーナヒル」と「ラグーナの湯」があるため、ホテル開発に向けて解体する。
新規ホテルの規模やコンセプトについて同社は「現時点で未定」とした。同社が運営するラグーナベイコート倶楽部(地下1階地上7階建て延べ3万6656平方b。客室は全てスイートで193室。鹿島中部支店が施工)との差別化などについても、今後、検討していくとしている。
新規ホテル開発に向けた解体工事と新築工事の施工者は、それぞれ見積もりを徴収して選定する考え。具体的な選考時期は未定だが、過去の施工実績なども考慮しながら複数者から見積もりを徴収していく方針だ。
今後のスケジュールについては「新型コロナによる市場動向を見て、慎重に判断する」姿勢を示した。ただし、開発にあたっては、同社が旧飛騨高山美術館跡地(岐阜県高山市)で進めているホテル新築計画を先行して行う見通し。高山市のホテルは、21年夏に着工し24年春にオープンする計画だ。
提供:建通新聞社